当て逃げの交通事故に遭ったときの示談までの流れは?

交渉術

当て逃げ被害に遭ったら、めちゃくちゃ悔しいですよね。
ぶつけておいて逃げるなんて許せないですよね。

とはいえ、どうやって手続きを進めていけば良いかわからないという方も多いと思います。

この記事では、当て逃げ事故にあった場合の対応方法や、当て逃げの行政処分についてお伝えします。

この記事がきっと参考になる人

・当て逃げ被害に遭い、どうしたらいいかわからない人
・当て逃げをした加害者はどうなるの?という疑問がある人
・当て逃げ被害から解決までの流れを知りたい人

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当て逃げ交通事故・物損の場合の示談の流れ

事故直後は警察に届け出する

相手の車やバイクのナンバーや車種を覚えていたり、ドライブレコーダーの映像がある場合は、手掛かりになる情報とあわせて警察に届け出をしましょう。

警察が相手を特定してくれるのを待つのみです。

相手が見つからない場合

残念ながら相手が見つからない場合は諦めるしかありません

ご自身で任意保険の加入がある場合は、保険で修理費を支払いしてもらえる可能性がありますので、ご加入の保険会社に確認してみてください。

※加入時に限定条件などをつけていると、当て逃げは補償されない場合もあります。

相手が見つかった場合

警察に届け出をしていて、相手が見つかった場合は、警察から連絡が来ると思います。

※たまに、ご加入の保険会社に問合せをされる方がいらっしゃいますが、保険会社と警察は全く別ですので、情報は共有されていません。

相手本人に、保険での対応を依頼する

相手は当て逃げするくらいの方ですから、任意保険に加入していない可能性もあります。

相手が任意保険に加入していない場合は、相手のポケットマネーから賠償金を払ってもらうことになります。当て逃げをされた時点で、スムーズな事故解決は難しいと思っておくと良いでしょう。

基本的にはご自身(または弁護士などの代理人)で、相手や相手の保険会社とお話をすることになります。
あなた自身から相手に、「保険会社に報告して、私に連絡をくれるように言ってください」と依頼しましょう。

あなたから相手に直接連絡をしたくないという場合は、あなたが加入している任意保険会社に相談してみてください。

完全な被害事故(過失割合が100:0になるような事故)であれば、保険会社は示談交渉を禁止されています。

参考:弁護士法72条
弁護士でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。

ただし、相手の保険加入有無を確認する程度であれば、保険会社も手伝ってくれる可能性はあります。また、弁護士に依頼できる特約の加入がある可能性があります。

ですから、まずはご加入の保険会社に相談してみるとよいでしょう。

当て逃げ交通事故の対応例

(例)サイドミラーの当て逃げ交通事故

(事例)お互いすれ違いの際、双方の車のサイドミラー同士が接触。相手の車はそのまま行ってしまった。警察に届け出をして、相手は見つかった。

この場合も、まずは警察に届け出をしましょう
そして、相手と相手保険会社の特定をしていきましょう。

相手から相手の加入している保険会社に連絡してもらい、相手の保険会社からあなたに連絡をもらえるように依頼してください。

同時に、あなたがご加入の保険会社にも、事故があったことを報告しましょう。このあとの進め方について、事情に応じたアドバイスをしてもらえるはずです。

相手の保険会社からあなたに連絡が来たら、あなたの思う事故の状況やお気持ちをお話してください。

・あなたの車が数分以上、停車状態だった
・センターラインのある道路で、相手の車が対向車線から明らかにセンターラインオーバー
・あなたの車が信号待ちで止まっているところに、後方からミラーをぶつけられた

などのケースであれば、100:0で対応してもらえる可能性が高いです。

100:0で相手の保険会社から対応してもらえる場合は、引き続きあなたと相手保険会社での交渉となります。
修理費用、修理期間中の交通費など、事故によって発生した費用を打ち合わせしてください。

そして残念ですが、おそらくすれ違い時にミラー同士が接触したケースでは100:0になることは少ないでしょう。おそらく、相手保険会社からは過失割合が発生するという話が出ると思われます。

その後の詳しい対応の流れは、ご加入の保険会社に相談してみてください。

(例)ドアパンチの当て逃げ事故

(事例)駐車場に車を止めていた。買い物から帰ってきたらドアパンチで傷が付いていた。隣の車はもういなくなっていた。

まずは警察に届け出をしましょう。

そして、店舗の防犯カメラなど、相手の情報がわかりそうなものがないか確認してみてください。

相手がいなくなってしまった場合は、何かしらの証拠で相手を特定するか、相手の自首を願うしかありません。

もし、ご自身で任意保険の車両保険に加入があれば、修理費の支払いを受けられる可能性があります。ただし、契約条件によっては補償が受けられないこともありますので、ご自身の加入している保険会社に確認してみてください。

当て逃げ交通事故・人身事故の場合の示談

当て逃げの人身事故の場合も、まずは警察に届け出をしてください。

人身事故になるくらいですと、かなり大きな衝撃のある事故です。であれば、事故が結構目立ちますよね。目撃者がいる可能性もありますし、相手が見つかる可能性が高いかもしれません。

また、ご加入の任意保険の保険会社には必ず連絡しましょう。
相手がみつからなくても、ご自身の保険契約で、通院費用が補償されるものがあるかもしれません。

相手が見つかった場合は、あなたが加入している保険会社にそのことを報告しましょう。その後の流れは個別で異なりますので、保険会社からの説明を受けてください。

ここで残念なこととして、当て逃げ=過失割合100:0とは限らないということです。
過失割合は、接触前の車の位置関係や、道路交通法の優先関係から算出されます。

当て逃げを許せないお気持ちは本当によくわかります。逃げるなんて本当に卑怯ですよね。

それでも、民事処分(交通事故の賠償の問題)と、行政処分(免許の減点など)や刑事処分(事件としての起訴や罰則)は別なのです。

逆にいえば、社会倫理的な問題については警察が捜査していくので、民間人の私たちはどうしようもないことなのです。

当て逃げ事故の行政処分・減点・免停

当て逃げ交通事故の行政処分

交通事故を起こした時、警察に報告する義務(報告義務)や、適切な措置をとる義務(危険防止等措置義務)があります。

交通事故のあと、逃走して現場からいなくなってしまったような場合は、報告義務違反・危険防止等措置義務違反として、

1年以下の懲役又は10万円以下の罰金

に処せられる可能性があります。罰金も前科となります。

当て逃げ交通事故の減点(点数の加算)

当て逃げをした人の免許の点数はどれくらい減点(正式には加算)されるのでしょうか?

一概には言えませんが、当て逃げで逃走した場合、

安全運転義務違反:2点
危険防止等措置義務違反:5点

などの項目で加算がされる可能性があります。免許の点数は6点で免停になりますので、かなり大きいですね。

ちなみに、行政処分と、修理費の賠償は別の話です。
・免許の点数や罰金に関わるのは警察
・修理費などの賠償は民事の争い(警察は民事不介入)
と覚えておきましょう。

まとめ

当て逃げ交通事故の対応方法についてお伝えしました。

まずは警察への届け出、相手が見つかったら相手の保険会社で対応してもらえるように依頼しましょう。

 

 

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